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ワンマン測量におすすめな自動追尾トータルステーション3選を比較

自動追尾トータルステーションを使えば、今まで2人じゃないと出来なかった測量がワンマンで可能になり、さらに作業効率も大幅に改善されます。

このページでは、ワンマン測量に欠かせない自動追尾トータルステーションの選び方をわかりやすく解説しています
おすすめの自動追尾トータルステーションも紹介しているので、自動追尾トータルステーション選びの参考にしてみてください。

目次

自動追尾トータルステーション選びの3つのポイント

様々なメーカーが多種多様な自動追尾トータルステーションを販売してる中、どのポイントに注目するべきなのか?
その答えは「測距精度」「追尾性能」「利便性」です。

まずは測距精度。

基本的にトータルステーションはどの器械もmm単位の高精度観測が可能ですが、器械から観測ポイントまでの点間距離に応じて観測精度が落ちてきます。
自動追尾トータルステーションの精度は以下のように表します。

例えば、上記の器械で100m先のポイントを観測した場合の誤差は最大で±2.2mm、1,000mの場合は最大で±4mmになります。

なので、測距精度を重視する際は仕様表に表記されている測距精度の数字に注目しましょう。
数字が小さい=高精度となります。

また、測角精度や2軸自動補正範囲も精度に影響します。

次は追尾性能。

追尾性能は器械がプリズムを追尾する性能のことで、作業効率や作業スピードに直結するとても重要なポイントです。
追尾性能が悪いとプリズムを頻繁に見失ったり、器械のスピードに合わせて測量したりと余計なストレスが溜まってしまいます。

追尾性能を判断するには、仕様表の追尾(回転)速度や自動追尾範囲を確認します。
特に追尾速度は器械の追尾スピードに直結するので必ず確認しましょう。

また、無料デモなどの機会があれば積極的に参加し実際の追尾速度を体験してみるのもおススメです。

最後に利便性。

これは器械を使うことで、どんな作業ができてどんな作業ができないのかを確認します。
メーカーによって器械独自の機能や特徴、得意作業・不得意作業が異なります。

Bluetoothの通信距離や連続使用可能時間、防塵・防水機能もこの項目に含まれます。

器械の特性をよく理解し、自身の作業内容に合うメーカーの器械を選ぶことをおススメします。

自動追尾トータルステーション3選

GT-1205

メーカーTOPCON
測距精度(1+2ppm×D)mm
測角精度5″
自動補正±6′
追尾速度20°/ 秒
連続使用時間約 4 時間

Geodetic Total Station GT-1200/600シリーズであるGT-1205。
国土地理院登録機種に2級Aトータルステーションとして登録済みであり、高精度な観測が可能。

GT1205の特徴は多彩な拡張性にあります。
器械をアップグレードすることで、標定点が不要なUAV測量が可能になったり、ICT建機の高精度センサーとして活用できるようになります。

また、本体にディスプレイと操作キーボードが搭載されているので、従来のトータルステーションに慣れている技術者も取っかかりやすくツーマン測量も可能です。

肝心の追尾性能ですが、GT-1205はオプション品であるリモートコントロールシステムを使用することで最大の力を発揮します。

なのでワンマン測量を快適に行いたい場合、定価にオプション代が含まれることは頭に入れておいたほうが良いかも。

【おススメNo.1】Focus50

メーカーニコン・トリンブル
測距精度(1+2ppm×D)mm
測角精度5″
自動補正±5.4′
追尾速度90°/ 秒
連続使用時間約 7.5 時間

ニコン・トリンブルの最新型サーボトータルステーションであるSpectra Geospatial Focus 50。
Focus50もGT-1205と同様に国土地理院登録機種に2級Aトータルステーションとして登録済みであり、高精度な観測が可能。

Focus50最大の特徴は、独自の電磁誘導式モーターの「MagDrive」と唯一無二の傾き補正を可能にした「SurePoint」です。

MagDriveはギアレスシステムなので、静穏かつ滑らかな動きを可能にし、強力な追尾性能と耐久性を実現。
また、SurePointはリアルタイムに測角値の変動量を制御し、整準を常に正しく保ちます。

Focus50は本体のBluetooth通信距離も優秀で、通信範囲は本体から約200mほどです。
また、プリズムをロストした際の再サーチの必要がなく、プリズムを視準方向に向けるだけで自動視準と再追尾を開始します。

もちろんワンマン測量だけでなく、従来のツーマン測量も可能。

現在発売されている自動追尾トータルステーションの中でも、機能・価格共に一番おススメできる器械です。

LN-150

メーカーTOPCON
測距精度(3+2ppm×D)mm
測角精度5″
自動補正±6′
追尾速度60°/ 秒
連続使用時間約 5 時間

2代目杭ナビとしてTOPCONから発売されているLN-150。
トータルステーションなのに望遠鏡がない、自動整準機能が付いてるなど、独自の機能が特徴的な自動追尾トータルステーションです。

測距精度は(3+2ppm×D)mmとそこまで良くないものの、杭打ちや墨出し、基本観測では従来よりも作業スピードが上がるとして重宝されています。

LN-150最大の特徴は、本体をマシンガイダンスシステムのセンサーとして使える「杭ナビショベル」です。
有料オプションになりますが杭ナビショベルにアップグレードすれば、LN-150だけでICT施工と測量の併用が可能になります。

また、任意点設置を基準とした器械設置に重きを置いているため、自動整準と相まってトータルステーションの扱いに慣れていない人でも簡単に扱うことが可能です。
なので、イメージとしては自動追尾トータルステーションのエントリーモデルの様な立ち位置です。

しかしLN-150の利便性はあまり良くなく、測定可能高度角が限られていたり(+55°~-30°)既知点設置が出来ない(レーザー求心があるが困難)など、デメリットも多々あります。

従来のツーマン測量が出来ないのも正直微妙なところです。

しかし、値段と有料オプションの杭ナビショベルにメリットを感じる方にはおススメできる器械です。

データから見る3機種の比較まとめ

測距精度

GT-1205Focus50LN150
(1+2ppm×D)mm(1+2ppm×D)mm(3+2ppm×D)mm

追尾(旋回)速度

GT-1205Focus50LN150
20°/ 秒90°/ 秒60°/ 秒

自動追尾範囲

GT-1205Focus50LN150
約300m┃360°約200m┃360°約130m┃+55°~-30°

連続使用時間

GT-1205Focus50LN150
約4時間約7.5時間約 5 時間

ワンマン測量なら断然Focus50

ワンマン測量をする上で重要なのは、測量のスピードと正確さです。
Spectra Geospatial Focus 50は「MagDrive」「Autolock」「SurePoint」と他に類を見ない独自の機能が備わっていて、技術者の様々な課題を解決します。

Focus50+3D施工データで現場革命

Spectra Geospatial Focus50を快測ナビ(KENTEM)に繋げることで、3D施工データを活用した革新的なスマート施工を実現できます。

Focus50の追尾性能、測距精度を生かしたワンマン測量はもちろん、快測ナビ独自機能【どこでもナビ】や【どこでも丁張】、【プランニングナビ】を組み合わせることで現場の生産性は格段に進化します。

サイト運営情報

会社名株式会社セシャト
設立年月日平成23年11月1日
資本金3,000,000円
代表者鈴木 直光
従業員数7名
所在地群馬県北群馬郡榛東村大字新井782-10
電話番号050-3786-0417
FAX番号050-3737-0417
取引金融機関ぐんま銀行高崎北・東和銀行本店・しののめ信用金庫並榎
契約代理店一覧
株式会社ニコン・トリンブル
TIアサヒ株式会社
株式会社建設システム
日本テラサット株式会社
株式会社ビーイング
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