杭ナビの精度はどのくらい?他の自動追尾TSと比べてみた
このページでは、杭ナビLN-100の精度検証をした際のデータを紹介しています。
目次
精度検証に使用した器械
TOPCON LN-100
Spectra Focus35
Spectra Focus50
検証方法
検証用のローカル座標を測設し、各点を各器械で放射観測し、どのくらいの精度がでるのか検証しました。
ローカル座標は国土地理院一級トータルステーションを使い測設、各点の標高はデジタルレベルを使い測量を行いました。
測設したローカル座標値は以下の通りです。
〇mは器械からの点間距離になっています。
ちなみに器械点はx=0,y=0,z=10、後視点はx=-30.327,y=0,z=7.869となっています。
杭ナビの精度検証結果
杭ナビLN-100の精度検証結果は以下の通りです。
データを見て分かるように、点間距離に比例して水平残差が大きくなっています。
特に点間距離100mの水平残差は15mmと急激に悪くなっていることが分かります。
その他自動追尾TSの精度検証結果
杭ナビLN-100の比較対象として、Spectra Focus35とSpectra Focus50の精度も検証しました。
ちなみに二台とも国土地理院二級Aトータルステーションとして登録されている自動追尾トータルステーションです。
Focus35の精度検証結果
Spectra Focus35の検証結果は以下の通りです。
Focus50の精度検証結果
Spectra Focus50の検証結果は以下の通りです。
今回の精度検証ではFocus50の精度が一番良いことが分かりました。